Lifestyle
夏冷え&むくみを解消する
『エスニック風しらすぶっかけそうめん』のレシピ
UNISEX
この時期、外気の暑さに耐え切れず、冷たいものを取りすぎてしまったり、冷房の効いた部屋で長時間過ごすことが多くなってきます。その結果知らず知らずの間に体内を冷やしてしまい、だるさやむくみなどにつながることも。
そんな季節の不調を、体の中から改善できるレシピをご紹介します。教えてくれるのは「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案している漢方スタイリストの吉田揚子さん。今回は簡単に作れて夏にぴったりのそうめんアレンジです。
夏こそ気をつけたい体内の「冷え」対策
体内の冷えによって消化機能がうまく働かず、下痢や便秘、消化不良やガス腹などの症状が出ることも多いこの季節。
体のなかに余分な水分が停滞し、巡りが悪くなることでむくみも起こりやすくなっています。特に大腸の冷えには要注意。大腸には人間の免疫細胞の約7割が集中しているので、大腸の機能が低下することで免疫力も下がってしまいかねません。
まずは体内に停滞している余分な「湿度」を排出することが大切です。
今回は体内の除湿のため、水分代謝を助けるしらすやエビ、体内の巡りを良くする「酸味」のレモン、じわりと汗をかいて余分な湿度を発散させる「辛味」の⻘唐辛子や赤唐辛子を加えた『エスニック風しらすぶっかけそうめん』のレシピをご紹介します。
『エスニック風しらすぶっかけそうめん』の作り方
材料(2人分)
(★合わせ調味料)
・すりおろしニンニク(チューブタイプでもOK) 大さじ1
・ナンプラー 大さじ2
・レモン汁 大さじ3
・三温糖 大さじ1
・カシューナッツ(無塩) 大さじ1
・中華干しエビ 15g
・輪切り唐辛子 少々
・⻘唐辛子(生) 3個※辛いのが苦手な場合は1個
・きゅうり 1本分
・ミニトマト 4個
・そうめん 100~150g(お好みで)
(トッピング)
・茹でしらす 適宜
・ミントの葉 適宜
(1)
石臼やすり鉢などに★合わせ調味料とスライスした⻘唐辛子を入れてつぶしながら混ぜる。
青唐辛子はタネが辛いので、苦手な人は取り除いてもOK。
(2)
(1)に、千切りにしたきゅうりとミニトマトを入れてよく混ぜ合わせる。
少し置いておくことできゅうりから水分が出てきてしんなりする。
(3)
皿に茹でたそうめんを盛り、(2)と茹でしらす、ミントの葉をトッピングして完成。
今回のキー食材
・しらす:水分代謝力をアップ&内臓を温める
・干しエビ:水分代謝力をアップ&内臓を温める&補気力アップ
・レモン:体内の巡り力アップ
・⻘唐辛子・赤唐辛子:余分な湿度を発散
夏にぴったりのエスニック風味の一品です。
体内の湿度を排出し、すっきりと爽やかな夏を迎えてくださいね。
梅雨バテ対策メニューもCHECK!
▶︎高温多湿で内臓が疲れ気味…夏のだるさ対策メニュー『山賊焼き丼』の作り方
吉田揚子(よしだ・ようこ)
漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響
Photo:Masayuki Furukawa Edit:Maiko Mizusawa
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