Lifestyle
バレンタインにも!寒い季節のスイーツメニュー
『夢みる♡なつめシナモンショコラ』を作ろう
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寒さで心も体も縮こまりがちな2月は、体内の気血水の停滞によってさまざまな不調を引き起こしてしまうことも。今回は、体内の気血の循環を整え、さまざまな不調の改善に役立つチョコレートのレシピをご紹介。「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案する吉田揚子さんから教わります。簡単に手作りできて、バレンタインにもぴったりの一品です。
体液の不足・停滞が不調改善のカギ!
1年の中で特に寒く乾燥する季節の到来です。この時期は、「血」や「水」などの体を潤わせる体液の不足や停滞が生じやすくなります。全身に栄養や潤いを供給する役割を持つ「血」は、私たちの精神活動にも深く関係していますので、「血」が不足すると、イライラや不眠なども一緒に起きやすくなってきます。また、体のあちこちで停滞が起きやすくなるので、肩こり、関節痛、頭痛、目の痛みなどの刺すような痛み、むくみや冷えが生じます。必要な「血」を十分に作り出してめぐらせ、体中にしっかり行き届かせることができれば、これらのつらい痛みや乾燥、イライラ、不眠などの不調を少しずつ改善させていくことができます。
まずは十分な「血」をしっかりと体に満たしていくことから始めましょう。今回注目したい食材はなつめです。なつめは、質の良い「血」を補う性質のある甘いドライフルーツ。お茶にポトリと一粒入れて飲むだけでも良いですが、今回は一粒チョコレートにしてみました。「血」が満ちることで精神的なリラックス、肌に潤いをもたらすとともに、めぐりを助けることで肩こりや頭痛などの軽減にも役立ちます。また、体を温めてめぐりの改善に役立つシナモンも加えました。寒い季節にほっと一息したい時や、乾燥が気になる時のティータイムのお供、バレンタインのプレゼントなどにもおすすめです。
『夢みる♡なつめシナモンショコラ』の作り方
材料(20個分)
・なつめ(種抜き) 20個
・はちみつ 大さじ3
・ラム酒 大さじ1
・水 少々
・ミルク系板チョコ 1枚(50g)
・生クリーム 大さじ2
・シナモンパウダー 小さじ 1
・アルミカップ 20個(2cm大)
(1)
なつめ、はちみつ、ラム酒とひたひたになるくらいの水を鍋に入れ、なつめが柔らかくなるまで弱火で煮る。なつめが水分を吸って膨らんでくるのが目安。
(2)
(1)の鍋に板チョコを割り入れ、生クリームとシナモンパウダーも加えて溶かしていく。
(3)
水分が蒸発し始めたら、一旦火を止めてクールダウンしつつ、全体がねっとりするまでなつめの形を崩さないように混ぜる。
(4)
アルミカップになつめを一粒ずつ入れ、冷まし固めてアラザンを飾って完成。
今回のキー食材
・なつめ:気血を満たし、精神安定に役立つ
・シナモン:体を温めて、めぐりを整える
シナモンやラム酒を加えて上品な大人の味に仕上がりました。手軽にできて見た目も可愛らしく、バレンタインの贈り物にもぴったりです。体に優しいスイーツ、ぜひ試してみてください。
おいしく食べて体の内側から整える、漢方ごはんレシピはこちらもチェック!
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吉田揚子(よしだ・ようこ)
漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響
Photo:Masayuki Furukawa
Edit:Maiko Mizusawa
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