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暑い夏の脱水対策に!『桃とみかんのシャーベット』で水分バランスを整える

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# レシピ , # 吉田揚子 , # 漢方ごはん , # 熱中症 , # 脱水対策 ,

暑さに対抗するため、たくさん汗をかく夏の体はとても乾いています。体内が乾燥するとイライラや不眠になったり、夏風邪や肌トラブルの原因にもなるので要注意。
そんな乾いた体にぴったりの漢方レシピをご紹介します。教えてくれるのは「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案している漢方スタイリストの吉田揚子さん。体を冷やしすぎないデザートレシピは必見です。

体内の水分バランスを調整して脱水対策に

昼夜問わず気温が高くなってくる夏、体は体温を維持しようとするため、汗をかいて調節しています。 体の水分量が減ると、体内が乾燥するだけでなく、精神的に不安定になってイライラしたり、不眠やめまいなどが生じやすくなったりすることも。単純に渇きを癒すために冷たい水分ばかりをガブガブ飲んでしまうと、今度は内臓が冷えすぎてしまうので注意が必要です。

漢方では、水分を摂取しつつ、「体を潤す」性質の食材を意識的に摂ることで、「過剰」や「不足」のない、「自分にちょうどよい潤い」を保つというアプローチをおすすめしています。

今回は、体を内側から潤す性質をもつはちみつ、「気」を巡らせる柑橘類(みかん)を、爽やかなシャーベットにしてみました。桃は、体を冷やすものが多い夏のフルーツの中では珍しく、「温性」の性質をもつ優良食材のひとつです。8割が水分ですが、その水分を補充しても胃腸を冷やさないという⻑所があります。

『桃とみかんのシャーベット』の作り方

材料(作りやすい分量・4人分程度)
・桃の缶詰 250g
・みかんの缶詰 100g
・はちみつ 大さじ2
・ミントの生葉 適宜

(1)
桃、みかん、はちみつをミキサーなどに入れて撹拌する。缶詰のシロップは入れない。

(2)
ジュース状になったら、バットなどに移し替えて冷凍庫で3時間以上冷やし固める。

(3)
しっかり凍ったら、ディッシャーなどを使って器に盛り付ける。

(4)
ミントの葉を添えて完成。

今回のキー食材

:肌や内臓に潤いを与え、老化を防ぐ。腸の調子を整える。血の巡りを促進して冷えを改善
みかん:喉の渇きを解消
ミント:体の上部の熱を冷ますので、夏風邪による頭痛・目の充血や喉の腫れに良い

もちろん凍らせずにそのままジュースとして飲んでもOK。
暑い夏のデザートにぴったりの一品です。ぜひ作ってみてください。


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吉田揚子(よしだ・ようこ)

漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響

Photo:Masayuki Furukawa Edit:Maiko Mizusawa

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