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乾燥シーズン到来!『豚肉と白菜の白ごまミルクおじや』で
風邪&ぐずぐず鼻炎対策に
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秋は比較的過ごしやすい気候ですが、空気が乾燥し始める季節でもあります。鼻や喉の粘膜が乾燥すると、風邪や鼻炎にかかりやすくなることも。食事で粘膜ケアをして、ぐずぐず鼻炎を予防しましょう。今回もレシピを教えてくれるのは「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案する漢方スタイリストの吉田揚子さんです。
乾燥対策は体内からの粘膜ケアがポイントに!
空気が乾燥してくる秋は、咳払いが増えたり、鼻の穴の内側が乾くことも。喉や鼻の粘膜のバリア機能が弱まることで細菌やウイルスも繁殖しやすく、呼吸器周りの乾燥による風邪や鼻炎などにかかりやすくなってしまうのです。
そういった皮膚や粘膜の乾きに関係している臓器は「肺」です。そして、「肺」は「大腸」と関係が深く、「肺」を整えることが「大腸」の養生にもつながります。「大腸」には人間の免疫細胞の7割ほどが集まっているので免疫力にも大きく関係しています。体を内側から潤わせる性質の食べ物を選んで食べることで、肌や粘膜をしっかりケアするとともに、免疫システムも整えていきましょう。
今回ご紹介するのは涼しくなってきたこの時期にぴったりのミルクおじや。豚肉は気血を補い、加齢による潤い不足や便秘対策に役立ちます。ブロッコリーは衰えた五臓の機能をバランスよく回復する働きがあり、特に「腎」を元気にする働きが強いので、老化防止、抜け毛や耳鳴りなどの改善をサポートします。白菜、白ごまも体の内側から潤いをチャージする性質があるので秋の乾燥対策にぴったりの食材です。
『豚肉と白菜の白ごまミルクおじや』の作り方
材料(2人分)
・にんにく(みじんぎり) 小さじ1
・オリーブオイル 適宜
・豚バラ肉 150g(ひと口大にカット)
・白菜 1/8個(2cm程度にカット)
・ブロッコリー 1/2株分(小房に分ける)
・牛乳 300cc
(★合わせ調味料)
・味噌 大さじ1
・白ごま 小さじ1
・鶏ガラスープの素 小さじ1/2
・輪切り唐辛子 少々
・天然海塩 少々
・米 100cc (あらかじめ炊いておく・茶碗1杯程度)
・枸杞の実 適宜
(1)
★合わせ調味料を混ぜ合わせておく。
(2)
鍋ににんにくを入れ、オリーブオイルで炒めて香りを出す。
(3)
(2)に豚バラ肉を入れて火を通す。
(4)
次にブロッコリーを入れて炒める。
(5)
ブロッコリーがしんなりしてきたら、白菜を加えて炒め合わせる。
(6)
フタをして3分程度軽く蒸し焼きし、白菜から水分を出す。
(7)
白菜から水が出て全体がしんなりしたら、牛乳を入れて温める。
(8)
(1)の合わせ調味料をを溶かし入れる
(9)
炊いたごはんを加え、3分ほど加熱。
(10)
器に盛り付け、枸杞の実をトッピングして完成。
今回のキー食材
・豚肉:気血を補い、加齢による潤い不足や便秘対策に
・白菜:「肺」を潤わせて、炎症を鎮める&乾燥対策に
・白ごま:「肺」を潤わせて、肌の乾燥&便秘対策に
・ブロッコリー:「腎」を補い、加齢による潤い不足対策に
意外にも味噌と牛乳は相性抜群。まろやかでコクのあるおじやに仕上がります。
体を内側から潤わせ、風邪をひきにくい体に整えましょう。
おいしく食べて健康になれる漢方ごはんレシピはこちらもチェック
▶︎夏の疲れを残さない!肌力回復メニュー『パクチーたっぷりヤムウンセン』の作り方
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吉田揚子(よしだ・ようこ)
漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響
Photo:Masayuki Furukawa Edit:Maiko Mizusawa
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